■vol.76 フォーメーションは堅持すべきか?
最近では雑誌やインターネットによってプレーヤーの専門知識も高まり
少し前までは一般に知られていなかったフットサルのポジション名やフォーメーションの種類が
広く認知されるようになりました。そこからの強い影響を受けてか今日では
フットサルと言えば「ピヴォ」「アラ」「フィクソ(ベッキ)」で形成する
”ダイヤモンド型”のフォーメーション、と決め付けるプレーヤーが増え
”FWやってたからオレはピヴォ”、”守備型だからフィクソ”というような
ポジションを固定する傾向の考え方を持つチームも少なくないようです。
これはもともと日本にはサッカーが先にあり、ポジション別の「役割分担制」の考えが
定着していたことを考えれば無理のない話ですが、
フットサルにおいて「役割を固定する≒他人任せにする」傾向がどれほど危険なことかを
認識できなければ、ビギナーチームがゲームで主導権を握るのは非常に困難になってしまうでしょう。
フットサルのフォーメーションは基本的に
前からピヴォ・両サイドのアラ・最後尾にフィクソ(ベッキ)を置き全体で菱形となる「ダイヤ」と
前二人・後ろ二人で四角を作る「ボックス」に大別されますが、
正確にはダイヤもサッカーのように「3・1」「2・1・1」「1・2・1」など
細かくシステムが分かれます。
現在は敵陣中央にピヴォを置き後ろを三人とする「3・1」システムが主流ですが、
だからと言ってビギナーが形だけ真似ても有効な手立てとなるわけではありません。
またビギナーは無根拠にダイヤを意識した「1・2・1」の形をとることが多いですが、
求められる技術以前にそれぞれが各ポジションで果たすべき
役割と動きを理解していないためパスが回らず、
最後尾のフィクソがプレスを受けてあっさりボールを奪われる場面をよく目にします。
これはそもそもDFとの1対1でも確実にパスを受けボールをさばく術を持たない
ビギナーであるにも関わらず、ポジション意識を持ち過ぎてチーム全体で協力して
危険を回避しチャンスを作るローテーションもせず各々がただ立ち尽くすだけになることで
DFのプレスを個々が最大限に受け、ボールを奪われそうになれば無責任に
後ろにパスしフィクソ任せとしてしまう結果です。
ビギナーがボールを繋げたいならば”自分達にとって”無意味な「形」にこだわる必要はなく、
それよりもゲームの中でもっと
「パスを繋げる=ボールを受け、失わないために動く=助け合う」ことを強く意識して
柔軟に動くことができれば、互いが常に支え合うに適した形を
その中から見いだすことは難しくないはずです。
フットサルは助け合いが基本です。
個人として確実にある役割を遂行できる力を有していないビギナーレベルであれば
それはチームとしてゲームに臨む”大前提”ともなります。
このことからもチームとして選ぶ戦い方が無根拠な人真似であってはならず、
必ず自分達に有効な手段として求めた結果でなければ成果として表れることもないでしょう。
もし伸び悩んでいるチームがいるならば、もう一度その根本から見つめ直すことで
答えの得られるチームは決して少なくない気がします。
◎詳しくは >> フットサル情報サイト 『 フットサルフリークス 』 [ 過去記事ランキング ]
少し前までは一般に知られていなかったフットサルのポジション名やフォーメーションの種類が
広く認知されるようになりました。そこからの強い影響を受けてか今日では
フットサルと言えば「ピヴォ」「アラ」「フィクソ(ベッキ)」で形成する
”ダイヤモンド型”のフォーメーション、と決め付けるプレーヤーが増え
”FWやってたからオレはピヴォ”、”守備型だからフィクソ”というような
ポジションを固定する傾向の考え方を持つチームも少なくないようです。
これはもともと日本にはサッカーが先にあり、ポジション別の「役割分担制」の考えが
定着していたことを考えれば無理のない話ですが、
フットサルにおいて「役割を固定する≒他人任せにする」傾向がどれほど危険なことかを
認識できなければ、ビギナーチームがゲームで主導権を握るのは非常に困難になってしまうでしょう。
フットサルのフォーメーションは基本的に
前からピヴォ・両サイドのアラ・最後尾にフィクソ(ベッキ)を置き全体で菱形となる「ダイヤ」と
前二人・後ろ二人で四角を作る「ボックス」に大別されますが、
正確にはダイヤもサッカーのように「3・1」「2・1・1」「1・2・1」など
細かくシステムが分かれます。
現在は敵陣中央にピヴォを置き後ろを三人とする「3・1」システムが主流ですが、
だからと言ってビギナーが形だけ真似ても有効な手立てとなるわけではありません。
またビギナーは無根拠にダイヤを意識した「1・2・1」の形をとることが多いですが、
求められる技術以前にそれぞれが各ポジションで果たすべき
役割と動きを理解していないためパスが回らず、
最後尾のフィクソがプレスを受けてあっさりボールを奪われる場面をよく目にします。
これはそもそもDFとの1対1でも確実にパスを受けボールをさばく術を持たない
ビギナーであるにも関わらず、ポジション意識を持ち過ぎてチーム全体で協力して
危険を回避しチャンスを作るローテーションもせず各々がただ立ち尽くすだけになることで
DFのプレスを個々が最大限に受け、ボールを奪われそうになれば無責任に
後ろにパスしフィクソ任せとしてしまう結果です。
ビギナーがボールを繋げたいならば”自分達にとって”無意味な「形」にこだわる必要はなく、
それよりもゲームの中でもっと
「パスを繋げる=ボールを受け、失わないために動く=助け合う」ことを強く意識して
柔軟に動くことができれば、互いが常に支え合うに適した形を
その中から見いだすことは難しくないはずです。
フットサルは助け合いが基本です。
個人として確実にある役割を遂行できる力を有していないビギナーレベルであれば
それはチームとしてゲームに臨む”大前提”ともなります。
このことからもチームとして選ぶ戦い方が無根拠な人真似であってはならず、
必ず自分達に有効な手段として求めた結果でなければ成果として表れることもないでしょう。
もし伸び悩んでいるチームがいるならば、もう一度その根本から見つめ直すことで
答えの得られるチームは決して少なくない気がします。
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■vol.69 戦況の見極めから生まれる選択肢
フットサルの攻撃ではしばしばチームでボールは保持していても
シュートチャンスを見出せない「膠着状態」が生まれます。
これは多くの場合、敵陣の狭いエリアで「OFとDFの数的均衡」が起こっているためで
OFは「動けるエリア」を失うと同時に「行動選択肢」を限定され
DFは予測できる”人とボールの動き”に対していつでも必要な行動がとれるよう
有利な間合いやポジションを保って待ち構えることができます。
当然この状況下ではさらに前掛かりな行動となる
無理な突破やゴール前への無謀なパスを行えば
DFの仕掛けた罠に自ら飛び込みボールを奪われてしまいます。
このような場合における打開方法のひとつは
過去に記事にしてもいるように一旦ボールの位置を自陣側へ下げることで、
DFを自陣側へ誘き出すと同時に敵味方をコート全体に散らして
中央または敵陣ゴール前に人やボールを供給できるスペースを作ることです。
しかし相手が得点で勝っている状態では
ボールを無理に奪う行動に出る必要がないため
OFが退いてもDFを吊り出せないケースは発生します。
よってこのような状態ではコースさえあれば遠目からでも
シュートを狙う作戦に切り替えましょう。
これが二つ目の打開方法です。
ロングシュートは得点の確率を考えれば見す見す攻撃権を
放棄するに等しい行為ではありますが、
身構えている相手に無理矢理攻めて前掛かりの状態でボールを奪われ、
自陣が手薄な状態でカウンターを受けるよりも
一旦ラインを下げている状態からなら
同じボールを奪われるケースでも危険なカウンターは防ぐことができます。
さらに攻撃側からすれば「入ると思っていない」威嚇のシュートも
守備側からすれば「入るかもしれない」シュートであることには間違いないので
何本か打つうちに必ずDFはシュートを嫌い、前に出ざるを得なくなります。
このDFの不用意なプレスやシュートブロックは
シュートフェイントやワンツーパスによって容易にかわすことができるため
攻撃への足掛かりとなるはずです。
フットサル最大のタブーは勝算のない「無謀」な行為を行うことです。
状況的に追い込まれ自棄(やけ)になって仕方なく行うのではなく
冷静に戦況を見つめた上で突破口を見つけましょう。
◎詳しくは >> フットサル情報サイト 『 フットサルフリークス 』 [ 過去記事ランキング ]
シュートチャンスを見出せない「膠着状態」が生まれます。
これは多くの場合、敵陣の狭いエリアで「OFとDFの数的均衡」が起こっているためで
OFは「動けるエリア」を失うと同時に「行動選択肢」を限定され
DFは予測できる”人とボールの動き”に対していつでも必要な行動がとれるよう
有利な間合いやポジションを保って待ち構えることができます。
当然この状況下ではさらに前掛かりな行動となる
無理な突破やゴール前への無謀なパスを行えば
DFの仕掛けた罠に自ら飛び込みボールを奪われてしまいます。
このような場合における打開方法のひとつは
過去に記事にしてもいるように一旦ボールの位置を自陣側へ下げることで、
DFを自陣側へ誘き出すと同時に敵味方をコート全体に散らして
中央または敵陣ゴール前に人やボールを供給できるスペースを作ることです。
しかし相手が得点で勝っている状態では
ボールを無理に奪う行動に出る必要がないため
OFが退いてもDFを吊り出せないケースは発生します。
よってこのような状態ではコースさえあれば遠目からでも
シュートを狙う作戦に切り替えましょう。
これが二つ目の打開方法です。
ロングシュートは得点の確率を考えれば見す見す攻撃権を
放棄するに等しい行為ではありますが、
身構えている相手に無理矢理攻めて前掛かりの状態でボールを奪われ、
自陣が手薄な状態でカウンターを受けるよりも
一旦ラインを下げている状態からなら
同じボールを奪われるケースでも危険なカウンターは防ぐことができます。
さらに攻撃側からすれば「入ると思っていない」威嚇のシュートも
守備側からすれば「入るかもしれない」シュートであることには間違いないので
何本か打つうちに必ずDFはシュートを嫌い、前に出ざるを得なくなります。
このDFの不用意なプレスやシュートブロックは
シュートフェイントやワンツーパスによって容易にかわすことができるため
攻撃への足掛かりとなるはずです。
フットサル最大のタブーは勝算のない「無謀」な行為を行うことです。
状況的に追い込まれ自棄(やけ)になって仕方なく行うのではなく
冷静に戦況を見つめた上で突破口を見つけましょう。
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■vol.68 選択肢を広げるフェイントの知識
フットサルにおけるプレー環境を考えればサッカーのようなドリブルによる突破が
容易でないことは明らかで、無意味なリスクを負うよりも
パスによる展開を重視する方が良いことは当ブログにて何度も紹介してきました。
しかしこのことは”フェイントの必要性”を否定するものではありません。
フェイントと言えば「突破のための陽動」という位置付けは大きいですが、
用途はそれだけに留まるものではありません。
フットサルはその独特の環境ゆえにDFとの1対1色が強く、
例え前を向いてパスを受けられたとしても何もせずにいては
すぐにDFによって自由を奪われ、その後の展開の幅は大きく制限されてしまいます。
その対策の意味での「牽制」にフェイントは不可欠で
それによるDFの反応次第では敬遠すべきリスクの高い「突破」すらも
”安全な選択肢”に変えることができます。
フェイントはその原理を正しく理解することで
ボール保持した後の選択肢を大きく広げる手段になるのです。
シザース、ステップオーバー、キックフェイント...etc
それら形の異なるフェイントに共通するのは
一つの行動を囮にして相手を騙し、本来意図している行動を可能にするという目的です。
そもそもフェイント(feint)とは「見せかけ」の意で
DFにとって防がなければならないと感じる”偽り”の行為を”真実”と思わせることによって
守備行動を触発し”DFを動かす”ことが前提になります。
この”DFを動かす”という言葉が示すのは
シュートブロック、パスコースカットなど具体的な守備行動でもなければ
”1歩動かす”ということでもなく”重心をずらす”という意味で、
実際には上半身の動き一つ操れただけでも
重心のズレ(傾き)は発生してOFの次の行動に対処ができなくなります。
これはサッカーのGKがPKやFKを一歩も動けず決められてしまったときの状態と同じであり
フェイントに相手が引っ掛かったかどうかを判断するのも
この「重心移動」を見極めればよいわけです。
目では見えないこの重心を普段から意識してプレーできない人ほど
見た目に派手で大袈裟なフェイントを選びますが、重要なのは
ゴール前のシュート、後方からの縦パス、タッチライン際でのドリブルなどに対し
状況が異なればDFが対処する優先順位も異なることを知った上での「囮動作の選択」や
より自然な形で実行できる冷静さを伴ったリアリティー(現実感)ある「演技力」です。
またこれらに共通するポイントは
”どれだけDFの心理を読めるか”また”知っているか”であり
守備の経験が豊富な人ほど”どんなとき”、”何が”DFに決定的な危機感を与えるかを知り
それを逆手に取る術としてフェイントがあることを理解できているものです。
DFと対峙して行う1対1の攻防は「技」の戦いである前に「心」の戦いです。
心理を見ず欲に駆られたプレーほど相手に見抜かれ失敗し、
そのようなプレーほどチームに与える負の影響は大きいものだと覚えておきましょう。
◎詳しくは >> フットサル情報サイト 『 フットサルフリークス 』 [ 過去記事ランキング ]
容易でないことは明らかで、無意味なリスクを負うよりも
パスによる展開を重視する方が良いことは当ブログにて何度も紹介してきました。
しかしこのことは”フェイントの必要性”を否定するものではありません。
フェイントと言えば「突破のための陽動」という位置付けは大きいですが、
用途はそれだけに留まるものではありません。
フットサルはその独特の環境ゆえにDFとの1対1色が強く、
例え前を向いてパスを受けられたとしても何もせずにいては
すぐにDFによって自由を奪われ、その後の展開の幅は大きく制限されてしまいます。
その対策の意味での「牽制」にフェイントは不可欠で
それによるDFの反応次第では敬遠すべきリスクの高い「突破」すらも
”安全な選択肢”に変えることができます。
フェイントはその原理を正しく理解することで
ボール保持した後の選択肢を大きく広げる手段になるのです。
シザース、ステップオーバー、キックフェイント...etc
それら形の異なるフェイントに共通するのは
一つの行動を囮にして相手を騙し、本来意図している行動を可能にするという目的です。
そもそもフェイント(feint)とは「見せかけ」の意で
DFにとって防がなければならないと感じる”偽り”の行為を”真実”と思わせることによって
守備行動を触発し”DFを動かす”ことが前提になります。
この”DFを動かす”という言葉が示すのは
シュートブロック、パスコースカットなど具体的な守備行動でもなければ
”1歩動かす”ということでもなく”重心をずらす”という意味で、
実際には上半身の動き一つ操れただけでも
重心のズレ(傾き)は発生してOFの次の行動に対処ができなくなります。
これはサッカーのGKがPKやFKを一歩も動けず決められてしまったときの状態と同じであり
フェイントに相手が引っ掛かったかどうかを判断するのも
この「重心移動」を見極めればよいわけです。
目では見えないこの重心を普段から意識してプレーできない人ほど
見た目に派手で大袈裟なフェイントを選びますが、重要なのは
ゴール前のシュート、後方からの縦パス、タッチライン際でのドリブルなどに対し
状況が異なればDFが対処する優先順位も異なることを知った上での「囮動作の選択」や
より自然な形で実行できる冷静さを伴ったリアリティー(現実感)ある「演技力」です。
またこれらに共通するポイントは
”どれだけDFの心理を読めるか”また”知っているか”であり
守備の経験が豊富な人ほど”どんなとき”、”何が”DFに決定的な危機感を与えるかを知り
それを逆手に取る術としてフェイントがあることを理解できているものです。
DFと対峙して行う1対1の攻防は「技」の戦いである前に「心」の戦いです。
心理を見ず欲に駆られたプレーほど相手に見抜かれ失敗し、
そのようなプレーほどチームに与える負の影響は大きいものだと覚えておきましょう。
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■vol.67 ピンチからの打開:サポートの位置
フットサルはボールを保持して前進することが非常に困難なスポーツです。
それは特にスペースコントロールされた組織DFの下に顕著で
ボールをコントロールする本人は主導的に行動しているつもりでも
実際にはDFの有利な場所、状況へと誘導され
気づけばコーナーに追い詰められているということは少なくないはずです。
ただでさえ移動スペースの少ないフットサルコートにおいて
ラインを背負うこと、さらに角に追い詰められることは
二方向をラインに、一方向をDFに封じらているどう捉えても不利な状況です。
ただしそれは得点に向けてのボールの移動(シュート、パス、ドリブル)を封じられただけで
実際には後方へのパスコースは空けられているはずです。
なぜなら状況が1対1である限り、DFが後方へのパスまでもボールカットしようとすると
逆に最もやらせてはならない前またはゴール方向への突破を許す可能性があるからです。
(※後方へのパスカットを狙われる人はボールコントロールが未熟なことを気取られている為。
通常DFはフェイントで逆方向に抜かれるリスクを感じてボールカットにはいけない)
もちろんこのような退路によってボールを繋げられるかどうか、攻撃を継続できるかどうかは
パスを受ける味方の存在が前提です。
多くのチームはこのような味方のピンチに対し”後方でサポートする意識”は持っています。
しかしそれが”サポートに適した位置”でないことに気づかないまま
結果的に充分なサポート役を果たせずボールが繋がらないこともまた多いようです。
フットサルは「攻め倦む」ことが頻繁であるがゆえ、
それを打開する”意識”だけでなく、相手の立場を考えた適切な”方法”が求められます。
よくフットサルのフォーメーションは「ダイヤ」という固定観念から
タッチライン際またはコーナーに近いエリアでピンチに陥っている味方に対し
サポートに入った最後尾ベッキ(=フィクソ)役のプレーヤーが
コート中央で「ボールを戻せ」と叫んでいる場面を目にします。
ゲームの中でOFは「ボールを下げる=DFは深追いしない=パスは繋がるもの」
という先入観を持つこと多いですが、タッチライン際からコート中央へのパスは
DFの目の前をボールが横切る場面も少なくはなく、これに対し
DFの予測の方が少しでも早ければコースに割って入られボールを奪われる危険は充分あります。
これは何よりも実際にパスが通るか否かを判断するボール保持者に不安を与える状況で
それが理由でパスが出せないボール保持者を責めることはできません。
またそもそもボール保持者の立場において”斜め後方”は
自分をライン際へと追い詰めるDFが邪魔で充分なコースを確保しにくいのものです。
これらのことからサポートは「ボール保持者の真後ろ(タッチライン際の後方)」とすべきで
これならばビギナー特有の”窮地に陥るほどルックアップできずにパスコースを探せない”状況
でもサポートに入った合図の声と同時にタッチラインに沿ってパスを出せばよいので
パニックに陥って自滅する前にボールを味方に繋げられる=攻撃を継続できる可能性は高まります。
とは言えもちろんパスはコート中央で受けた方が次に取り得る行動選択肢が多いのは事実です。
しかし「今」起こっている状況を確実に捉え、その状況にあった形で最善を尽くせなければ
「次」を考えるのは無意味です。(「vol.58 優先順位」参照)
「vol.41 ダウン」でも触れているように
ボール保持者にとってピンチと言えるこのラインを背負った状況も
ボールさえ確実に繋げられる手段があればそれは一転してチャンスにもなりえます。
DFにとってボールとマーク対象は視野に入れておかなければなりませんが
ボールを持ったOFが敵陣深くまで切り込み、
DFの注意を片方のサイドに向けているこの状況は多くが逆サイドにDFの死角を作り
マークを見失うような隙が生じやすいためです。
攻撃におけるピンチすべてを攻守交替のきっかけとするのも
チャンスに変えるのも、すべてはサポートの在り方、
味方の立場に立った考え方ができるかどうか次第だと言えます。
◎詳しくは >> フットサル情報サイト 『 フットサルフリークス 』 [ 過去記事ランキング ]
それは特にスペースコントロールされた組織DFの下に顕著で
ボールをコントロールする本人は主導的に行動しているつもりでも
実際にはDFの有利な場所、状況へと誘導され
気づけばコーナーに追い詰められているということは少なくないはずです。
ただでさえ移動スペースの少ないフットサルコートにおいて
ラインを背負うこと、さらに角に追い詰められることは
二方向をラインに、一方向をDFに封じらているどう捉えても不利な状況です。
ただしそれは得点に向けてのボールの移動(シュート、パス、ドリブル)を封じられただけで
実際には後方へのパスコースは空けられているはずです。
なぜなら状況が1対1である限り、DFが後方へのパスまでもボールカットしようとすると
逆に最もやらせてはならない前またはゴール方向への突破を許す可能性があるからです。
(※後方へのパスカットを狙われる人はボールコントロールが未熟なことを気取られている為。
通常DFはフェイントで逆方向に抜かれるリスクを感じてボールカットにはいけない)
もちろんこのような退路によってボールを繋げられるかどうか、攻撃を継続できるかどうかは
パスを受ける味方の存在が前提です。
多くのチームはこのような味方のピンチに対し”後方でサポートする意識”は持っています。
しかしそれが”サポートに適した位置”でないことに気づかないまま
結果的に充分なサポート役を果たせずボールが繋がらないこともまた多いようです。
フットサルは「攻め倦む」ことが頻繁であるがゆえ、
それを打開する”意識”だけでなく、相手の立場を考えた適切な”方法”が求められます。
よくフットサルのフォーメーションは「ダイヤ」という固定観念から
タッチライン際またはコーナーに近いエリアでピンチに陥っている味方に対し
サポートに入った最後尾ベッキ(=フィクソ)役のプレーヤーが
コート中央で「ボールを戻せ」と叫んでいる場面を目にします。
ゲームの中でOFは「ボールを下げる=DFは深追いしない=パスは繋がるもの」
という先入観を持つこと多いですが、タッチライン際からコート中央へのパスは
DFの目の前をボールが横切る場面も少なくはなく、これに対し
DFの予測の方が少しでも早ければコースに割って入られボールを奪われる危険は充分あります。
これは何よりも実際にパスが通るか否かを判断するボール保持者に不安を与える状況で
それが理由でパスが出せないボール保持者を責めることはできません。
またそもそもボール保持者の立場において”斜め後方”は
自分をライン際へと追い詰めるDFが邪魔で充分なコースを確保しにくいのものです。
これらのことからサポートは「ボール保持者の真後ろ(タッチライン際の後方)」とすべきで
これならばビギナー特有の”窮地に陥るほどルックアップできずにパスコースを探せない”状況
でもサポートに入った合図の声と同時にタッチラインに沿ってパスを出せばよいので
パニックに陥って自滅する前にボールを味方に繋げられる=攻撃を継続できる可能性は高まります。
とは言えもちろんパスはコート中央で受けた方が次に取り得る行動選択肢が多いのは事実です。
しかし「今」起こっている状況を確実に捉え、その状況にあった形で最善を尽くせなければ
「次」を考えるのは無意味です。(「vol.58 優先順位」参照)
「vol.41 ダウン」でも触れているように
ボール保持者にとってピンチと言えるこのラインを背負った状況も
ボールさえ確実に繋げられる手段があればそれは一転してチャンスにもなりえます。
DFにとってボールとマーク対象は視野に入れておかなければなりませんが
ボールを持ったOFが敵陣深くまで切り込み、
DFの注意を片方のサイドに向けているこの状況は多くが逆サイドにDFの死角を作り
マークを見失うような隙が生じやすいためです。
攻撃におけるピンチすべてを攻守交替のきっかけとするのも
チャンスに変えるのも、すべてはサポートの在り方、
味方の立場に立った考え方ができるかどうか次第だと言えます。
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■vol.66 「速攻」と「遅攻」:チャンスに潜むリスクの見極めと切り替え
フットサルはそのコートの狭さゆえ、攻撃側に明確なミスがなくても
ちょっとした精度の甘さやタイミングのズレに伴うターンオーバーの頻度は高く
カウンターもまた多くなります。
(※ここでの「ターンオーバー」とはサッカーの”ターンオーバー制”とは異なり
バスケやアメフトでのボールカットに伴う攻撃権の移動を指しています)
敵陣への展開スピードによって攻撃は「速攻」と「遅攻」に分かれ、
カウンターは言わずと知れた速攻です。
多くの人がこのカウンターを無条件に”チャンス”と位置付けますが、
その”思い込み”に伴う行動が全く逆の結果を引き寄せるフットサルならではの怖さを
理解できなければ勝利に繋がるゲーム展開は望めません。
ビギナー同士のゲームではよく両チーム”カウンターの応酬”となる展開を目にします。
これはボールカットからのカウンター中にボールカットを受け、
逆にカウンターとなるケースが連続して発生する展開のことですが、
そもそも両チームの危機意識の低さから招く展開に「備え」が充分であるはずもなく
多くは失点によってその流れにピリオドを打つことしかできなくなります。
これでは勝敗を決するのは「技術」ではなく「体力」で
このような中身のないゲームをいくら積み重ねても成長に必要な経験とはなりません。
ビギナーならではのこの展開から脱却するためには「速攻」と「遅攻」の使い分けを
チームとして習得する必要があります。
そこでまず理解しなければならないのは「速攻は有限のもの」という認識です。
そもそも速攻がなぜチャンスとして成り立つのかを考えましょう。
その理由は不意のボールカットによって起こる瞬間的な攻守交替での
守備側「数的不利」の発生です。
これにより攻撃側はボールを持ってドリブルで駆け上がるスペース、
プレッシャーを受けずにパスを繋げるコースが生まれて”速い攻め”が可能になるのです。
そしてこれは裏を返せばDFが自陣に戻って「数的有利」でなくなれば
速攻はその時点で”終わっている”ということも示しています。
言葉にすると当たり前のことになりますが”速攻はいつまでもチャンスではない”のです。
これを理解していないビギナーは数的均衡に戻ったにも関わらず無理をしてボールを前に進め、
ボールと同時にせっかく手にした攻撃権を見す見す相手に渡してしまうことになります。
このようなミスを防ぐ方法の一つは、確実に攻め切ってシュート等でアウトオブプレーとするか
逆に状況の悪化に合わせて「攻撃権を失わない努力=チームとしてのボールを保持」のために
無理せずボールを一旦下げるなどで「遅攻」に切り替え、
ボール回しから守備を崩しチャンスを窺うかのどちらかです。
数的有利であるならチャンスですので前者は推奨されます。
しかしビギナーの成長を考えれば後者は強く意識して無理せず早めに判断する習慣を
まずは身に付けるべきでしょう。
いずれにしても大切なのは攻撃を一発勝負の博打的に捉えないことと
状況の変化を見極めるボール保持者の”判断力”、
チームとしてこの状況を共有し対応しようとする”コミュニケーション能力”になります。
特に速攻となったらその状況が最もよく見える位置にいる最後尾のFPやゴレイロが
「2対1!」「3対2!」「左から一人オーバーラップするよ!」
「DF戻った!(数的均衡になった)」
と逐一変化する状況を伝えることは攻撃全体の結果を左右するとても重要な行動だと言えます。
◎詳しくは >> フットサル情報サイト 『 フットサルフリークス 』 [ 過去記事ランキング ]
ちょっとした精度の甘さやタイミングのズレに伴うターンオーバーの頻度は高く
カウンターもまた多くなります。
(※ここでの「ターンオーバー」とはサッカーの”ターンオーバー制”とは異なり
バスケやアメフトでのボールカットに伴う攻撃権の移動を指しています)
敵陣への展開スピードによって攻撃は「速攻」と「遅攻」に分かれ、
カウンターは言わずと知れた速攻です。
多くの人がこのカウンターを無条件に”チャンス”と位置付けますが、
その”思い込み”に伴う行動が全く逆の結果を引き寄せるフットサルならではの怖さを
理解できなければ勝利に繋がるゲーム展開は望めません。
ビギナー同士のゲームではよく両チーム”カウンターの応酬”となる展開を目にします。
これはボールカットからのカウンター中にボールカットを受け、
逆にカウンターとなるケースが連続して発生する展開のことですが、
そもそも両チームの危機意識の低さから招く展開に「備え」が充分であるはずもなく
多くは失点によってその流れにピリオドを打つことしかできなくなります。
これでは勝敗を決するのは「技術」ではなく「体力」で
このような中身のないゲームをいくら積み重ねても成長に必要な経験とはなりません。
ビギナーならではのこの展開から脱却するためには「速攻」と「遅攻」の使い分けを
チームとして習得する必要があります。
そこでまず理解しなければならないのは「速攻は有限のもの」という認識です。
そもそも速攻がなぜチャンスとして成り立つのかを考えましょう。
その理由は不意のボールカットによって起こる瞬間的な攻守交替での
守備側「数的不利」の発生です。
これにより攻撃側はボールを持ってドリブルで駆け上がるスペース、
プレッシャーを受けずにパスを繋げるコースが生まれて”速い攻め”が可能になるのです。
そしてこれは裏を返せばDFが自陣に戻って「数的有利」でなくなれば
速攻はその時点で”終わっている”ということも示しています。
言葉にすると当たり前のことになりますが”速攻はいつまでもチャンスではない”のです。
これを理解していないビギナーは数的均衡に戻ったにも関わらず無理をしてボールを前に進め、
ボールと同時にせっかく手にした攻撃権を見す見す相手に渡してしまうことになります。
このようなミスを防ぐ方法の一つは、確実に攻め切ってシュート等でアウトオブプレーとするか
逆に状況の悪化に合わせて「攻撃権を失わない努力=チームとしてのボールを保持」のために
無理せずボールを一旦下げるなどで「遅攻」に切り替え、
ボール回しから守備を崩しチャンスを窺うかのどちらかです。
数的有利であるならチャンスですので前者は推奨されます。
しかしビギナーの成長を考えれば後者は強く意識して無理せず早めに判断する習慣を
まずは身に付けるべきでしょう。
いずれにしても大切なのは攻撃を一発勝負の博打的に捉えないことと
状況の変化を見極めるボール保持者の”判断力”、
チームとしてこの状況を共有し対応しようとする”コミュニケーション能力”になります。
特に速攻となったらその状況が最もよく見える位置にいる最後尾のFPやゴレイロが
「2対1!」「3対2!」「左から一人オーバーラップするよ!」
「DF戻った!(数的均衡になった)」
と逐一変化する状況を伝えることは攻撃全体の結果を左右するとても重要な行動だと言えます。
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■vol.65 得点に向けてのパスの受け方:「前」「裏」「間」
ピッチでの選手密度を考えた場合、自陣からの単独突破による得点が難しいフットサルでは
必然的にチームメイトが協力してボールを前に進める「パス」の重要性は高くなります。
パスは得点まで丁寧に確実に繋くことが必要ですが、
安全に繋げるパスコースを味方が用意しなければボール保持者は
無茶なパスや不必要なキープ、リスクの高い突破のドリブルを
強いられることになってしまいます。
またパスは味方同士の二者間で行われるボールの受け渡しであり
その手法はこの間に障害がなければ「グランダパス」、
敵DFが立ち塞がる場合は「ループパス(浮き球)」に限られるといった
”状況”に左右されることが多く、厳しいプレスを受けるボール保持者にとっては
自らの意思によって”選択する”よりも
受け手プレーヤーの”もらい方”に合わせざるを得ないのが現実です。
ビギナーのパスが途切れる原因は”精度”と同じだけこの”受け方”にも問題があるのです。
攻撃における目的は「得点」でありパスはそれに至る手段です。
フットサルはオフサイドがないためゴール前に単独でパスを待つことは可能ですし
ゴール前にボールを放り込むことも容易です。
しかしそのような一発勝負の浮き球を期待しDFの背後=「裏」でパスを受ける行為から
結果的に得点することは「出し手」と「受け手」両者の技術が高度に調和する
上級者でもなければ稀なことです。
またDFが目でボールを追うその視野に収まる範囲=「前」でパスを受けることは
確実にパスを受ける努力をしているため”中継”には役立ちますが、
1対1のDF優位の状態を崩せてはおらず
インターセプトの危険を避けてパスを受けた後も
容易に行動を制限されてなかなか得点に繋がる直接的な足掛かりとすることにはできません。
これらの受け方に共通するのはその行為によって”守備を崩していない”ことです。
「守備」を崩すとは「そのチームのDF手法」を乱すことで
チーム戦術が異なろうとも少なからずマンツーマンの意識を持たざるを得ないフットサルでは
1対1=一人一殺の均衡を崩すことを指します。
「裏」も「前」も相反する二つを表裏一体の技術として用いることができれば
単独でマークを引き剥がしてチャンスを作ることは可能ですが、
そこまで一人で体力を浪費しなくても比較的容易にチャンスに作る方法はあります。
それがDFとDFの「間」でパスを受けようとする”間を取る”動きで
言い換えればDFとDFの間にある”グランダパスコースを確保する”動きです。
(感覚的にはスルーパスを受ける動きですが、サッカーのようにオフサイドを警戒する必要があり
スペースに出されたパスを後から追うのではなく、まずその位置に入ることが前提です)
この動きの重要性は実際にその位置でパスを受けることよりも
それによってパスコースを作った当事者となるDF同士の行動を操れる点にあります。
DFはゴールに近い位置、または単純に未知の危険の潜む背後へのパスを嫌うため、
背後のパスを求める声には自然とパスコース上に体を移動させ
パスの実行を封じる動きを行います。
この場合、パスに対する危機感は両側のDFが感じ
両者が互いの距離を狭める(=門を閉める)ことでパスの実行を防ごうとするはずですが、
一人の行動で一瞬であれ二人のDFを釘付けできるということは
少なくともボール保持者に対するプレスを弱め、上手くいけば有利な場所に
フリーの選手を作って決定機へと繋げることが可能になります。
この動きに馴染みのない人、チームでも一般に「鳥カゴ」と言われる練習方法を用いれば
容易にその技術を身につけることはできます。
(※やり方やポイントはフットサルフリークスの「練習メニュー」にて解説)
ビギナーであればOF:DFの比率を5対2くらいで始め、
慣れたら4対2、3対2へと発展させるとよいでしょう。
これは攻撃側のパス回しの練習のみならず、数的不利での守備方法、予測方法、
インターセプト、1対2からのボールカット、門の意識、ピヴォ当て対策なども
習得できる練習です。
◎詳しくは >> フットサル情報サイト 『 フットサルフリークス 』 [ 過去記事ランキング ]
必然的にチームメイトが協力してボールを前に進める「パス」の重要性は高くなります。
パスは得点まで丁寧に確実に繋くことが必要ですが、
安全に繋げるパスコースを味方が用意しなければボール保持者は
無茶なパスや不必要なキープ、リスクの高い突破のドリブルを
強いられることになってしまいます。
またパスは味方同士の二者間で行われるボールの受け渡しであり
その手法はこの間に障害がなければ「グランダパス」、
敵DFが立ち塞がる場合は「ループパス(浮き球)」に限られるといった
”状況”に左右されることが多く、厳しいプレスを受けるボール保持者にとっては
自らの意思によって”選択する”よりも
受け手プレーヤーの”もらい方”に合わせざるを得ないのが現実です。
ビギナーのパスが途切れる原因は”精度”と同じだけこの”受け方”にも問題があるのです。
攻撃における目的は「得点」でありパスはそれに至る手段です。
フットサルはオフサイドがないためゴール前に単独でパスを待つことは可能ですし
ゴール前にボールを放り込むことも容易です。
しかしそのような一発勝負の浮き球を期待しDFの背後=「裏」でパスを受ける行為から
結果的に得点することは「出し手」と「受け手」両者の技術が高度に調和する
上級者でもなければ稀なことです。
またDFが目でボールを追うその視野に収まる範囲=「前」でパスを受けることは
確実にパスを受ける努力をしているため”中継”には役立ちますが、
1対1のDF優位の状態を崩せてはおらず
インターセプトの危険を避けてパスを受けた後も
容易に行動を制限されてなかなか得点に繋がる直接的な足掛かりとすることにはできません。
これらの受け方に共通するのはその行為によって”守備を崩していない”ことです。
「守備」を崩すとは「そのチームのDF手法」を乱すことで
チーム戦術が異なろうとも少なからずマンツーマンの意識を持たざるを得ないフットサルでは
1対1=一人一殺の均衡を崩すことを指します。
「裏」も「前」も相反する二つを表裏一体の技術として用いることができれば
単独でマークを引き剥がしてチャンスを作ることは可能ですが、
そこまで一人で体力を浪費しなくても比較的容易にチャンスに作る方法はあります。
それがDFとDFの「間」でパスを受けようとする”間を取る”動きで
言い換えればDFとDFの間にある”グランダパスコースを確保する”動きです。
(感覚的にはスルーパスを受ける動きですが、サッカーのようにオフサイドを警戒する必要があり
スペースに出されたパスを後から追うのではなく、まずその位置に入ることが前提です)
この動きの重要性は実際にその位置でパスを受けることよりも
それによってパスコースを作った当事者となるDF同士の行動を操れる点にあります。
DFはゴールに近い位置、または単純に未知の危険の潜む背後へのパスを嫌うため、
背後のパスを求める声には自然とパスコース上に体を移動させ
パスの実行を封じる動きを行います。
この場合、パスに対する危機感は両側のDFが感じ
両者が互いの距離を狭める(=門を閉める)ことでパスの実行を防ごうとするはずですが、
一人の行動で一瞬であれ二人のDFを釘付けできるということは
少なくともボール保持者に対するプレスを弱め、上手くいけば有利な場所に
フリーの選手を作って決定機へと繋げることが可能になります。
この動きに馴染みのない人、チームでも一般に「鳥カゴ」と言われる練習方法を用いれば
容易にその技術を身につけることはできます。
(※やり方やポイントはフットサルフリークスの「練習メニュー」にて解説)
ビギナーであればOF:DFの比率を5対2くらいで始め、
慣れたら4対2、3対2へと発展させるとよいでしょう。
これは攻撃側のパス回しの練習のみならず、数的不利での守備方法、予測方法、
インターセプト、1対2からのボールカット、門の意識、ピヴォ当て対策なども
習得できる練習です。
◎詳しくは >> フットサル情報サイト 『 フットサルフリークス 』 [ 過去記事ランキング ]
■vol.64 浮き球(ループ)パスの妥当性
サッカーにおいて広いピッチを効率よく攻略するため、ロングボールの使用は不可欠です。
これらは戦術的な意味から多くがDFの頭越しを狙う「浮き球」となりますが、
この浮き球はフットサルで必ずしも同様の効果を得られるわけではありません。
フットサルとサッカーを比較した場合、
大きく異なるのはピッチの広さと選手密度に伴う「スペース」発生量です。
サッカーにスペースは多くDFの裏にあるスペースに走り込んで
DFの頭越しのパスを受けたり、ボールをスペースに放り込んで
選手を走らせる手法は有効ですが、
環境の異なるフットサルが同様であるはずもありません。
それまでサッカーに慣れ親しんできたフットサルビギナーの多くは
フットサルのピッチでも同様のことを行い失敗しても
その責任をパスを受けた側の技術の未熟さに求めますが、
原因を自分のプレーにも求め、なぜそうなったのかを考えられなければ
チームで手にした攻撃権を見す見す手放す結果はいつまでも変えられないでしょう。
「パス」とは味方に向けて蹴られたものすべてを指すのではなく
選手間でボールの受け渡しが成立したものを言います。
よってそこで選ばれる手法が受け手にとって困難を与えるだけの無責任なものは
本来パスとは呼べないはずです。
DFの頭越しを狙う浮き球は立ちはだかるDFの守備行動を無視して
味方にボールを届ける便利な手段です。
しかし”浮き球=ループ”の名が示すようにDFの頭上を通る山なりの弾道が
同時にパスを行う選手間に「距離」を必要とすることや
選手間を最短距離でボールが移動するグランダパスに比べ明らかにパスの到達時間が遅く
受け手に対してDFが距離を詰める「時間」を与えてしまうこと、
トラップを始めとした浮き球を処理する「技術」を無条件に相手に求めるなどが理由で
経験の乏しいビギナーにとってはその多くをボールを奪われる
きっかけとしてしまうのが現実です。
ここで必要なのは
”浮き球を使ってボールを繋ぐためにはもっと両者が技術を磨かなければならない”
と感じることよりも、そもそも
”浮き球のパスでなければチャンスは作れないのか?”と気づくことです。
これまでの分析でもわかるように
浮き球はパスが成立する状況の難しさや
ダイレクトでシュートに繋げるのでもなければ
必ずしも決定的なチャンスを作るものではないことから
トータルで考えればリスクの方が極めて高い手段です。
よってグランダでパスを繋げられる可能性を無視してまで優先される手段ではありません。
フットサルですべきなのはまずグランダでパスを繋ぐ努力なのです。
では上級者はなぜ浮き球を使うのか?
それは浮き球の持つ「有効性」と「危険性」を理解した上で
リスクを排除する最大限の努力をしているためです。
上級者はグランダでパスを繋ぐ最大限の努力をしても
楽にパスが通らない状況でのプレーを強いられているため
DFの頭越しの浮き球を新たな選択肢として加えています。
これはプレーするレベルが上がればコートも広くなる「環境」、
選手として適した場所、適した場面で使用できる「判断力」、
パスを出す側、受ける側の両者に必要な「技術」があってはじめて可能となることです。
また同じ浮き球でもその弱点を考慮した
DFの足の届かない高さで脇の下をすり抜けるような無駄のないパスも操り使い分けます。
それに対してビギナーの用いる浮き球の多くは
チームメイトがグランダの”パスコースを確保する努力を怠った”ために
それしか方法がなかったり、
ボール保持者が自分に迫るボールカットの危険から逃げ出したいあまり
受け手側の技量や状況を考えられずに行った”無責任な行動”の表れかどちらかです。
浮き球はそれが持つ「有効性」と「危険性」を理解した上で
リスクを排除する最大限の努力をしたとき初めて”使える”テクニックです。
このことからも
「サッカーで使ってきたから」「周りの人が使っているから」「上級者が使っているから」
などという無意味な理由による安易な真似事では
フットサルにおける進歩は望めないことがわかります。
大切なのは”なぜそうなるのか”、”なぜそうするのか”の疑問を持つことで
考えるところから脱初級者の道は始まります。
◎詳しくは >> フットサル情報サイト 『 フットサルフリークス 』 [ 過去記事ランキング ]
これらは戦術的な意味から多くがDFの頭越しを狙う「浮き球」となりますが、
この浮き球はフットサルで必ずしも同様の効果を得られるわけではありません。
フットサルとサッカーを比較した場合、
大きく異なるのはピッチの広さと選手密度に伴う「スペース」発生量です。
サッカーにスペースは多くDFの裏にあるスペースに走り込んで
DFの頭越しのパスを受けたり、ボールをスペースに放り込んで
選手を走らせる手法は有効ですが、
環境の異なるフットサルが同様であるはずもありません。
それまでサッカーに慣れ親しんできたフットサルビギナーの多くは
フットサルのピッチでも同様のことを行い失敗しても
その責任をパスを受けた側の技術の未熟さに求めますが、
原因を自分のプレーにも求め、なぜそうなったのかを考えられなければ
チームで手にした攻撃権を見す見す手放す結果はいつまでも変えられないでしょう。
「パス」とは味方に向けて蹴られたものすべてを指すのではなく
選手間でボールの受け渡しが成立したものを言います。
よってそこで選ばれる手法が受け手にとって困難を与えるだけの無責任なものは
本来パスとは呼べないはずです。
DFの頭越しを狙う浮き球は立ちはだかるDFの守備行動を無視して
味方にボールを届ける便利な手段です。
しかし”浮き球=ループ”の名が示すようにDFの頭上を通る山なりの弾道が
同時にパスを行う選手間に「距離」を必要とすることや
選手間を最短距離でボールが移動するグランダパスに比べ明らかにパスの到達時間が遅く
受け手に対してDFが距離を詰める「時間」を与えてしまうこと、
トラップを始めとした浮き球を処理する「技術」を無条件に相手に求めるなどが理由で
経験の乏しいビギナーにとってはその多くをボールを奪われる
きっかけとしてしまうのが現実です。
ここで必要なのは
”浮き球を使ってボールを繋ぐためにはもっと両者が技術を磨かなければならない”
と感じることよりも、そもそも
”浮き球のパスでなければチャンスは作れないのか?”と気づくことです。
これまでの分析でもわかるように
浮き球はパスが成立する状況の難しさや
ダイレクトでシュートに繋げるのでもなければ
必ずしも決定的なチャンスを作るものではないことから
トータルで考えればリスクの方が極めて高い手段です。
よってグランダでパスを繋げられる可能性を無視してまで優先される手段ではありません。
フットサルですべきなのはまずグランダでパスを繋ぐ努力なのです。
では上級者はなぜ浮き球を使うのか?
それは浮き球の持つ「有効性」と「危険性」を理解した上で
リスクを排除する最大限の努力をしているためです。
上級者はグランダでパスを繋ぐ最大限の努力をしても
楽にパスが通らない状況でのプレーを強いられているため
DFの頭越しの浮き球を新たな選択肢として加えています。
これはプレーするレベルが上がればコートも広くなる「環境」、
選手として適した場所、適した場面で使用できる「判断力」、
パスを出す側、受ける側の両者に必要な「技術」があってはじめて可能となることです。
また同じ浮き球でもその弱点を考慮した
DFの足の届かない高さで脇の下をすり抜けるような無駄のないパスも操り使い分けます。
それに対してビギナーの用いる浮き球の多くは
チームメイトがグランダの”パスコースを確保する努力を怠った”ために
それしか方法がなかったり、
ボール保持者が自分に迫るボールカットの危険から逃げ出したいあまり
受け手側の技量や状況を考えられずに行った”無責任な行動”の表れかどちらかです。
浮き球はそれが持つ「有効性」と「危険性」を理解した上で
リスクを排除する最大限の努力をしたとき初めて”使える”テクニックです。
このことからも
「サッカーで使ってきたから」「周りの人が使っているから」「上級者が使っているから」
などという無意味な理由による安易な真似事では
フットサルにおける進歩は望めないことがわかります。
大切なのは”なぜそうなるのか”、”なぜそうするのか”の疑問を持つことで
考えるところから脱初級者の道は始まります。
◎詳しくは >> フットサル情報サイト 『 フットサルフリークス 』 [ 過去記事ランキング ]
■vol.56 スペースの使い方:「ボール」が先か「人」が先か
フットサルでは”パスは足元”という言葉があるのをご存知の方は多いでしょう。
これは当然棒立ちの味方へパスを繋げということではありません。
OFのポジション移動を伴わないパス交換は常にDFを背負い
その守備によって行動を制限され続けなければなりません。
それは攻撃に決定的な進展をもたらさないばかりか
パスの度にボールが奪われる危険性を増すことにも繋がります。
このことから選手は移動を繰り返しながらパスを求めることが必要になってくるのですが、
それには人もボールもない空間=人やボールを供給できる空間
=「スペース」の存在が前提となるのは言うまでもありません。
このような理由でフットサルでもサッカー同様スペースは使いますが、
それが極端に限られているフットサルでの使い方はサッカーと
全く同じというわけではありません。
サッカーではよくスペースにボールを送り込んでから人を走らせますが、
ただでさえコートが狭く中央に絞って守備をするフットサルで同様のことをやれば
ボールはそのほとんどがラインを超えるか
DFにカットされるかのどちらかになるでしょう。
よってフットサルでは
「スペースにまず人が走り込み、それに合わせて足元でパスを受ける」
動きが基本となります。
狭さゆえ選手自身でコートを埋め尽くしてしまうフットサルでは
効果的なスペースが同時に複数箇所できることはあまりありません。
よってゲームでは一つのスペースに選手Aが動き
マークしているDFも遅れてそれに追随する、
すると選手Aがいた場所には誰もいなくなって新たにスペースが発生するので
そこに別の選手Bが動く・・・、といった一連の動きが発生します。
ピッチの限られたスペースを求めて移動を繰り返すこの人の動きは
ちょうど「15パズル」の動きに似ています。
これらは後手に回るDFに”ついていくだけで精一杯”の状況を突き付け
DFとしての仕事をさせないばかりでなく状況判断を狂わせ
空けてはならないゴールに繋がるスペースさえも空けさせることが可能です。
スペースへの人の動きはそれ自体が直接チャンスとならなくても
連動させることで必ずどこかで大きなチャンスをチームにもたらします。
◎詳しくは >> フットサル情報サイト 『 フットサルフリークス 』 [ 過去記事ランキング ]
これは当然棒立ちの味方へパスを繋げということではありません。
OFのポジション移動を伴わないパス交換は常にDFを背負い
その守備によって行動を制限され続けなければなりません。
それは攻撃に決定的な進展をもたらさないばかりか
パスの度にボールが奪われる危険性を増すことにも繋がります。
このことから選手は移動を繰り返しながらパスを求めることが必要になってくるのですが、
それには人もボールもない空間=人やボールを供給できる空間
=「スペース」の存在が前提となるのは言うまでもありません。
このような理由でフットサルでもサッカー同様スペースは使いますが、
それが極端に限られているフットサルでの使い方はサッカーと
全く同じというわけではありません。
サッカーではよくスペースにボールを送り込んでから人を走らせますが、
ただでさえコートが狭く中央に絞って守備をするフットサルで同様のことをやれば
ボールはそのほとんどがラインを超えるか
DFにカットされるかのどちらかになるでしょう。
よってフットサルでは
「スペースにまず人が走り込み、それに合わせて足元でパスを受ける」
動きが基本となります。
狭さゆえ選手自身でコートを埋め尽くしてしまうフットサルでは
効果的なスペースが同時に複数箇所できることはあまりありません。
よってゲームでは一つのスペースに選手Aが動き
マークしているDFも遅れてそれに追随する、
すると選手Aがいた場所には誰もいなくなって新たにスペースが発生するので
そこに別の選手Bが動く・・・、といった一連の動きが発生します。
ピッチの限られたスペースを求めて移動を繰り返すこの人の動きは
ちょうど「15パズル」の動きに似ています。
これらは後手に回るDFに”ついていくだけで精一杯”の状況を突き付け
DFとしての仕事をさせないばかりでなく状況判断を狂わせ
空けてはならないゴールに繋がるスペースさえも空けさせることが可能です。
スペースへの人の動きはそれ自体が直接チャンスとならなくても
連動させることで必ずどこかで大きなチャンスをチームにもたらします。
◎詳しくは >> フットサル情報サイト 『 フットサルフリークス 』 [ 過去記事ランキング ]
■vol.54 フィニッシュパターン:入る根拠のあるシュート
フットサルビギナーの多いゲームではロングシュートが非常に多く飛び交います。
”ゴールが見えたら打て”
サッカー経験者の中では学生の時、先生やコーチからこうアドバイスを受けた人も
少なくないからかもしれませんが、これは多くが積極性を出させるための言葉であって
結果的にそれが得点に繋がるのもサッカーであるからこそです。
フットサルで得点するにはまずそれが如何に非効率であるかを認識し、
なぜそうなのかを理解しなければなりません。
フットサルでも状況によっては遠目からのシュートは打ちますが、
根拠なしに闇雲に打つロングシュートはせっかく手にしたチームの攻撃権を
見す見す手放すだけになります。
サッカーに比べフットサルのゴールは非常に小さく(横が3m縦2m)
キッカーに対してゴールマウスが最も大きく開く正面であっても
ゴレイロが一歩の移動で反応できる範囲にしかボールを飛ばすことはできません。
さらに、
・多くがボールをキープした状態で「打つぞ!」という
”溜め”があってから放たれる = タイミングがわかる = 反応できる
・ゴールまで距離がある = 到達時間が長い = 広範囲の守備行動ができる
・正面 = 死角がない = 意外性・不安要素を排除して対応できる
という点を考えれば如何に遠めからのシュートが
直接得点になりにくいかは理解できるはずです。
これがビギナーレベルのゲームにおいてそれが得点になってしまうのは
ビギナーレベル相応のゴレイロに対して
キッカーがサッカー経験者またはビギナーには不釣合いな
鋭いシュートの持ち主であったというだけです。
ここで問題になるのは得点者がこの力の格差が招いただけの結果に対して
己の力を過信し、偶発的な得点に頼って論理的な得点手法を身に付けようとしない点です。
これらは当然ゴレイロが経験者に変わっただけで手も足も出なくなります。
なぜならその得点パターンにはそもそも「入る根拠」がないためです。
ゴレイロの反応速度を上回る強烈なシュートを持たないビギナーが
フットサルをサッカーを小さくしただけの”ミニサッカー”に位置付け、
ゴールマウスを狙っただけのシュートが入ってくれるほど
本来フットサルは簡単ではないのです。
結論から言えばフットサルにおいて得点するのに力はいりません。
得点で「力」が必要条件なら初心者や女性は得点できないことになってしまいます。
では誰にでも有効な得点手法を考える上で原点に戻って考えていきましょう。
得点は”ボールをゴールに放り込むこと”で成立します。
最終的にその妨げになるのはゴレイロですが、フットサルにおいて
得点が難しいのは既に説明したとおりゴールの大きさに対して
ゴレイロの体の占める割合が多いからです。
これは言わばゴールに「フタ」をされているようなものです。
では実際にゴールを「ナベ」に見立てて打開策を考えてみましょう。
残る要素のボールは「ダンゴ」に見立てます。
フタをしたナベにダンゴは入りません。
フタが完全に外せないほど重かったらどうやってダンゴをナベに入れますか?
外せないまでも少し持ち上がるのであれば、
ずらしたり片方だけ最小限持ち上げフタを傾けて隙間から入れませんか?
得点の原理はこれを同じなのです。
完全にナベを離れずクチを塞ぐフタは、ゴールに立ち塞がるゴレイロです。
そのゴレイロも左右どちらかから侵入する相手に対しては
仮にシュートを打たれた場合を考えると、距離が近く反応が間に合わないニアポスト側は
予め体でコースを塞がなければならず、
逆サイド=ファーサイドから見て大きくクチを開けなければならないのは必然です。
この原理を利用すればボール保持者がシュートを意識してゴールに近づき
ゴレイロを一方のサイドに引きつけてから反対サイドにパスし
ガラ空きのゴールに味方が押し込む「揺さ振り」は
圧倒的な得点成功率を誇る武器になります。
また同様の利点を考えれば、対角に向けて打たれる味方のシュートにはチャンスがあり
必ず他の味方が詰めていなければならないことに気づけるはずです。
これはゴールマウスを少し外れてしまったボールのときほど有効で
ゴレイロは通常、ゴールを外れ失点の可能性の無くなったボールを
ファンブルする危険を冒してまで敢えてキャッチしようとしないので通常見送ります。
よって味方がシュートの瞬間まで死角となるファーエリアに
ゴレイロに気づかれず進入できれば棒立ちのゴレイロを尻目に
ゴールに押し込むことが可能です。
(ここでは単なる使い分けの理由でこれを「ファーサイド(ポスト)への詰め」と呼びます)
どちらの手法にも得点率を左右するポイントがありますが、
その一つ目は「ゴレイロの引きつけ」です。
ゴレイロを陽動する役はパスに対するゴレイロのファーサイドへの反応を許さないよう
充分な距離の引きつけ、キャンセル不能な”決定的な行動”
つまり「滑り込み」やニアに焦点を絞って腰を落とす「シュート防御姿勢」を
誘う行動が必要になります。
これにはゴールを狙う意思を込めたシュートフェイントなどを使うといいでしょう。
二つ目は反対サイドに詰める味方の「ポジショニング」と「シュート判断」です。
いくらゴレイロを欺くとは言っても
ゴレイロが反対サイドへの反応を諦めでもしなければ
所詮できる「隙」は一瞬です。
これを確実に活かすには適確な位置に、適確なタイミングで走り込むことと
多くを”ダイレクトで”押し込む技術が必要になります。
しかしシュートの判断はパスが弱くゴレイロの反応が間に合ってしまったときなどは
もう一度反対サイドへ再度折り返さなければならないので
状況に適した行動を取れる冷静さが必要です。
ビギナーは誰かが”シュートモード”に入るとそれ以外の選手は
すべてを任せて成り行きを”見守るモード”で棒立ちとなることが多いのですが、
これら状況さえ成立すれば圧倒的な得点力を誇る手法を
チーム戦術に組み込むには、普段から「常に自分ができること」を探す
徹底したフォローの習慣が必須です。
これらを怠って10本打って1本入るかどうかの工夫のないシュートを
繰り返すのではなく、一つのチャンス、1本のシュートを
確実に決める努力をするのがフットサルです。
これらのフィニッシュパターンは
「強く」「正確な」インステップシュートが打てない
ビギナーや女性がいるチームであっても、
フットサルにおいては”仲間のことを考えて努力できるか”次第で
ハイレベルな相手とも対等な勝負ができるということを証明するものです。
つまりフットサルの強さに必要な要素は「フィジカル」以上に
「手法の確立」と「チームプレー」なのです。
だからこそビギナーにとって「考えること」「楽しむこと」が
上達への近道なのだということを理解し
普段から意識的に取り組む必要があるのです。
◎詳しくは >> フットサル情報サイト 『 フットサルフリークス 』 [ 過去記事ランキング ]
”ゴールが見えたら打て”
サッカー経験者の中では学生の時、先生やコーチからこうアドバイスを受けた人も
少なくないからかもしれませんが、これは多くが積極性を出させるための言葉であって
結果的にそれが得点に繋がるのもサッカーであるからこそです。
フットサルで得点するにはまずそれが如何に非効率であるかを認識し、
なぜそうなのかを理解しなければなりません。
フットサルでも状況によっては遠目からのシュートは打ちますが、
根拠なしに闇雲に打つロングシュートはせっかく手にしたチームの攻撃権を
見す見す手放すだけになります。
サッカーに比べフットサルのゴールは非常に小さく(横が3m縦2m)
キッカーに対してゴールマウスが最も大きく開く正面であっても
ゴレイロが一歩の移動で反応できる範囲にしかボールを飛ばすことはできません。
さらに、
・多くがボールをキープした状態で「打つぞ!」という
”溜め”があってから放たれる = タイミングがわかる = 反応できる
・ゴールまで距離がある = 到達時間が長い = 広範囲の守備行動ができる
・正面 = 死角がない = 意外性・不安要素を排除して対応できる
という点を考えれば如何に遠めからのシュートが
直接得点になりにくいかは理解できるはずです。
これがビギナーレベルのゲームにおいてそれが得点になってしまうのは
ビギナーレベル相応のゴレイロに対して
キッカーがサッカー経験者またはビギナーには不釣合いな
鋭いシュートの持ち主であったというだけです。
ここで問題になるのは得点者がこの力の格差が招いただけの結果に対して
己の力を過信し、偶発的な得点に頼って論理的な得点手法を身に付けようとしない点です。
これらは当然ゴレイロが経験者に変わっただけで手も足も出なくなります。
なぜならその得点パターンにはそもそも「入る根拠」がないためです。
ゴレイロの反応速度を上回る強烈なシュートを持たないビギナーが
フットサルをサッカーを小さくしただけの”ミニサッカー”に位置付け、
ゴールマウスを狙っただけのシュートが入ってくれるほど
本来フットサルは簡単ではないのです。
結論から言えばフットサルにおいて得点するのに力はいりません。
得点で「力」が必要条件なら初心者や女性は得点できないことになってしまいます。
では誰にでも有効な得点手法を考える上で原点に戻って考えていきましょう。
得点は”ボールをゴールに放り込むこと”で成立します。
最終的にその妨げになるのはゴレイロですが、フットサルにおいて
得点が難しいのは既に説明したとおりゴールの大きさに対して
ゴレイロの体の占める割合が多いからです。
これは言わばゴールに「フタ」をされているようなものです。
では実際にゴールを「ナベ」に見立てて打開策を考えてみましょう。
残る要素のボールは「ダンゴ」に見立てます。
フタをしたナベにダンゴは入りません。
フタが完全に外せないほど重かったらどうやってダンゴをナベに入れますか?
外せないまでも少し持ち上がるのであれば、
ずらしたり片方だけ最小限持ち上げフタを傾けて隙間から入れませんか?
得点の原理はこれを同じなのです。
完全にナベを離れずクチを塞ぐフタは、ゴールに立ち塞がるゴレイロです。
そのゴレイロも左右どちらかから侵入する相手に対しては
仮にシュートを打たれた場合を考えると、距離が近く反応が間に合わないニアポスト側は
予め体でコースを塞がなければならず、
逆サイド=ファーサイドから見て大きくクチを開けなければならないのは必然です。
この原理を利用すればボール保持者がシュートを意識してゴールに近づき
ゴレイロを一方のサイドに引きつけてから反対サイドにパスし
ガラ空きのゴールに味方が押し込む「揺さ振り」は
圧倒的な得点成功率を誇る武器になります。
また同様の利点を考えれば、対角に向けて打たれる味方のシュートにはチャンスがあり
必ず他の味方が詰めていなければならないことに気づけるはずです。
これはゴールマウスを少し外れてしまったボールのときほど有効で
ゴレイロは通常、ゴールを外れ失点の可能性の無くなったボールを
ファンブルする危険を冒してまで敢えてキャッチしようとしないので通常見送ります。
よって味方がシュートの瞬間まで死角となるファーエリアに
ゴレイロに気づかれず進入できれば棒立ちのゴレイロを尻目に
ゴールに押し込むことが可能です。
(ここでは単なる使い分けの理由でこれを「ファーサイド(ポスト)への詰め」と呼びます)
どちらの手法にも得点率を左右するポイントがありますが、
その一つ目は「ゴレイロの引きつけ」です。
ゴレイロを陽動する役はパスに対するゴレイロのファーサイドへの反応を許さないよう
充分な距離の引きつけ、キャンセル不能な”決定的な行動”
つまり「滑り込み」やニアに焦点を絞って腰を落とす「シュート防御姿勢」を
誘う行動が必要になります。
これにはゴールを狙う意思を込めたシュートフェイントなどを使うといいでしょう。
二つ目は反対サイドに詰める味方の「ポジショニング」と「シュート判断」です。
いくらゴレイロを欺くとは言っても
ゴレイロが反対サイドへの反応を諦めでもしなければ
所詮できる「隙」は一瞬です。
これを確実に活かすには適確な位置に、適確なタイミングで走り込むことと
多くを”ダイレクトで”押し込む技術が必要になります。
しかしシュートの判断はパスが弱くゴレイロの反応が間に合ってしまったときなどは
もう一度反対サイドへ再度折り返さなければならないので
状況に適した行動を取れる冷静さが必要です。
ビギナーは誰かが”シュートモード”に入るとそれ以外の選手は
すべてを任せて成り行きを”見守るモード”で棒立ちとなることが多いのですが、
これら状況さえ成立すれば圧倒的な得点力を誇る手法を
チーム戦術に組み込むには、普段から「常に自分ができること」を探す
徹底したフォローの習慣が必須です。
これらを怠って10本打って1本入るかどうかの工夫のないシュートを
繰り返すのではなく、一つのチャンス、1本のシュートを
確実に決める努力をするのがフットサルです。
これらのフィニッシュパターンは
「強く」「正確な」インステップシュートが打てない
ビギナーや女性がいるチームであっても、
フットサルにおいては”仲間のことを考えて努力できるか”次第で
ハイレベルな相手とも対等な勝負ができるということを証明するものです。
つまりフットサルの強さに必要な要素は「フィジカル」以上に
「手法の確立」と「チームプレー」なのです。
だからこそビギナーにとって「考えること」「楽しむこと」が
上達への近道なのだということを理解し
普段から意識的に取り組む必要があるのです。
◎詳しくは >> フットサル情報サイト 『 フットサルフリークス 』 [ 過去記事ランキング ]
■vol.53 OFテクニック:「第三の動き」
フットサルにおいてボールを保持するOFが
選手AからB、BからCといった単発のパスを繰り返していては
永久にチャンスは巡ってきません。
それは二点間のパスのみで構成される展開は
一つ一つの区切りでDFが「決定的なことをやらせない」
必要最低限の守備を行う余裕を与える上、
攻撃のリズムを単調にしDFの予測を助けて
「インターセプト」されやすい状況を作ってしまうためです。
これらの状況下でOFはフリーでボールを持つ機会を持てず
常にDFのプレッシャーを感じながらプレーしなければなりません。
つまりボールを保持し主導権を握るべき立場にいながら
常に”DFに動かされている”感覚を受けるはずです。
「第三の動き」とはOF側が選手AからBへのパスが成立する前に選手CがBからパスを
受けられる位置にタイミングよく移動する行動を指します。
つまりこれは選手Bのワンタッチパスを可能にする前提となる動きであり、
このダイレクトプレー自体がチームのリズムに変化を与えて
DFのマークを引き剥がしてボールをフリーでプレーするチャンスになるだけでなく
DFにパスの選択肢を警戒させて
パスを受けた選手Bに対するプレスを遅らせたり、軽減することが出来ます。
(この原理は「パス&ゴー」同様ですが、死角にいる場合”呼ぶ声”が必要です)
第三の動きのポイントは
現状を理解する「状況把握能力」と
”次にそこでボールを受ければ有利に展開できる”
という位置を瞬時に見定める「予測力」、そして行動を起こす「タイミング」になります。
ボールの動きばかりに目を奪われるプレーヤーは
そのすべてを行う機会を失うので注意が必要です。
◎詳しくは >> フットサル情報サイト 『 フットサルフリークス 』 [ 過去記事ランキング ]
選手AからB、BからCといった単発のパスを繰り返していては
永久にチャンスは巡ってきません。
それは二点間のパスのみで構成される展開は
一つ一つの区切りでDFが「決定的なことをやらせない」
必要最低限の守備を行う余裕を与える上、
攻撃のリズムを単調にしDFの予測を助けて
「インターセプト」されやすい状況を作ってしまうためです。
これらの状況下でOFはフリーでボールを持つ機会を持てず
常にDFのプレッシャーを感じながらプレーしなければなりません。
つまりボールを保持し主導権を握るべき立場にいながら
常に”DFに動かされている”感覚を受けるはずです。
「第三の動き」とはOF側が選手AからBへのパスが成立する前に選手CがBからパスを
受けられる位置にタイミングよく移動する行動を指します。
つまりこれは選手Bのワンタッチパスを可能にする前提となる動きであり、
このダイレクトプレー自体がチームのリズムに変化を与えて
DFのマークを引き剥がしてボールをフリーでプレーするチャンスになるだけでなく
DFにパスの選択肢を警戒させて
パスを受けた選手Bに対するプレスを遅らせたり、軽減することが出来ます。
(この原理は「パス&ゴー」同様ですが、死角にいる場合”呼ぶ声”が必要です)
第三の動きのポイントは
現状を理解する「状況把握能力」と
”次にそこでボールを受ければ有利に展開できる”
という位置を瞬時に見定める「予測力」、そして行動を起こす「タイミング」になります。
ボールの動きばかりに目を奪われるプレーヤーは
そのすべてを行う機会を失うので注意が必要です。
◎詳しくは >> フットサル情報サイト 『 フットサルフリークス 』 [ 過去記事ランキング ]


