■vol.64 浮き球(ループ)パスの妥当性
サッカーにおいて広いピッチを効率よく攻略するため、ロングボールの使用は不可欠です。
これらは戦術的な意味から多くがDFの頭越しを狙う「浮き球」となりますが、
この浮き球はフットサルで必ずしも同様の効果を得られるわけではありません。
フットサルとサッカーを比較した場合、
大きく異なるのはピッチの広さと選手密度に伴う「スペース」発生量です。
サッカーにスペースは多くDFの裏にあるスペースに走り込んで
DFの頭越しのパスを受けたり、ボールをスペースに放り込んで
選手を走らせる手法は有効ですが、
環境の異なるフットサルが同様であるはずもありません。
それまでサッカーに慣れ親しんできたフットサルビギナーの多くは
フットサルのピッチでも同様のことを行い失敗しても
その責任をパスを受けた側の技術の未熟さに求めますが、
原因を自分のプレーにも求め、なぜそうなったのかを考えられなければ
チームで手にした攻撃権を見す見す手放す結果はいつまでも変えられないでしょう。
「パス」とは味方に向けて蹴られたものすべてを指すのではなく
選手間でボールの受け渡しが成立したものを言います。
よってそこで選ばれる手法が受け手にとって困難を与えるだけの無責任なものは
本来パスとは呼べないはずです。
DFの頭越しを狙う浮き球は立ちはだかるDFの守備行動を無視して
味方にボールを届ける便利な手段です。
しかし”浮き球=ループ”の名が示すようにDFの頭上を通る山なりの弾道が
同時にパスを行う選手間に「距離」を必要とすることや
選手間を最短距離でボールが移動するグランダパスに比べ明らかにパスの到達時間が遅く
受け手に対してDFが距離を詰める「時間」を与えてしまうこと、
トラップを始めとした浮き球を処理する「技術」を無条件に相手に求めるなどが理由で
経験の乏しいビギナーにとってはその多くをボールを奪われる
きっかけとしてしまうのが現実です。
ここで必要なのは
”浮き球を使ってボールを繋ぐためにはもっと両者が技術を磨かなければならない”
と感じることよりも、そもそも
”浮き球のパスでなければチャンスは作れないのか?”と気づくことです。
これまでの分析でもわかるように
浮き球はパスが成立する状況の難しさや
ダイレクトでシュートに繋げるのでもなければ
必ずしも決定的なチャンスを作るものではないことから
トータルで考えればリスクの方が極めて高い手段です。
よってグランダでパスを繋げられる可能性を無視してまで優先される手段ではありません。
フットサルですべきなのはまずグランダでパスを繋ぐ努力なのです。
では上級者はなぜ浮き球を使うのか?
それは浮き球の持つ「有効性」と「危険性」を理解した上で
リスクを排除する最大限の努力をしているためです。
上級者はグランダでパスを繋ぐ最大限の努力をしても
楽にパスが通らない状況でのプレーを強いられているため
DFの頭越しの浮き球を新たな選択肢として加えています。
これはプレーするレベルが上がればコートも広くなる「環境」、
選手として適した場所、適した場面で使用できる「判断力」、
パスを出す側、受ける側の両者に必要な「技術」があってはじめて可能となることです。
また同じ浮き球でもその弱点を考慮した
DFの足の届かない高さで脇の下をすり抜けるような無駄のないパスも操り使い分けます。
それに対してビギナーの用いる浮き球の多くは
チームメイトがグランダの”パスコースを確保する努力を怠った”ために
それしか方法がなかったり、
ボール保持者が自分に迫るボールカットの危険から逃げ出したいあまり
受け手側の技量や状況を考えられずに行った”無責任な行動”の表れかどちらかです。
浮き球はそれが持つ「有効性」と「危険性」を理解した上で
リスクを排除する最大限の努力をしたとき初めて”使える”テクニックです。
このことからも
「サッカーで使ってきたから」「周りの人が使っているから」「上級者が使っているから」
などという無意味な理由による安易な真似事では
フットサルにおける進歩は望めないことがわかります。
大切なのは”なぜそうなるのか”、”なぜそうするのか”の疑問を持つことで
考えるところから脱初級者の道は始まります。
◎詳しくは >> フットサル情報サイト 『 フットサルフリークス 』 [ 過去記事ランキング ]
これらは戦術的な意味から多くがDFの頭越しを狙う「浮き球」となりますが、
この浮き球はフットサルで必ずしも同様の効果を得られるわけではありません。
フットサルとサッカーを比較した場合、
大きく異なるのはピッチの広さと選手密度に伴う「スペース」発生量です。
サッカーにスペースは多くDFの裏にあるスペースに走り込んで
DFの頭越しのパスを受けたり、ボールをスペースに放り込んで
選手を走らせる手法は有効ですが、
環境の異なるフットサルが同様であるはずもありません。
それまでサッカーに慣れ親しんできたフットサルビギナーの多くは
フットサルのピッチでも同様のことを行い失敗しても
その責任をパスを受けた側の技術の未熟さに求めますが、
原因を自分のプレーにも求め、なぜそうなったのかを考えられなければ
チームで手にした攻撃権を見す見す手放す結果はいつまでも変えられないでしょう。
「パス」とは味方に向けて蹴られたものすべてを指すのではなく
選手間でボールの受け渡しが成立したものを言います。
よってそこで選ばれる手法が受け手にとって困難を与えるだけの無責任なものは
本来パスとは呼べないはずです。
DFの頭越しを狙う浮き球は立ちはだかるDFの守備行動を無視して
味方にボールを届ける便利な手段です。
しかし”浮き球=ループ”の名が示すようにDFの頭上を通る山なりの弾道が
同時にパスを行う選手間に「距離」を必要とすることや
選手間を最短距離でボールが移動するグランダパスに比べ明らかにパスの到達時間が遅く
受け手に対してDFが距離を詰める「時間」を与えてしまうこと、
トラップを始めとした浮き球を処理する「技術」を無条件に相手に求めるなどが理由で
経験の乏しいビギナーにとってはその多くをボールを奪われる
きっかけとしてしまうのが現実です。
ここで必要なのは
”浮き球を使ってボールを繋ぐためにはもっと両者が技術を磨かなければならない”
と感じることよりも、そもそも
”浮き球のパスでなければチャンスは作れないのか?”と気づくことです。
これまでの分析でもわかるように
浮き球はパスが成立する状況の難しさや
ダイレクトでシュートに繋げるのでもなければ
必ずしも決定的なチャンスを作るものではないことから
トータルで考えればリスクの方が極めて高い手段です。
よってグランダでパスを繋げられる可能性を無視してまで優先される手段ではありません。
フットサルですべきなのはまずグランダでパスを繋ぐ努力なのです。
では上級者はなぜ浮き球を使うのか?
それは浮き球の持つ「有効性」と「危険性」を理解した上で
リスクを排除する最大限の努力をしているためです。
上級者はグランダでパスを繋ぐ最大限の努力をしても
楽にパスが通らない状況でのプレーを強いられているため
DFの頭越しの浮き球を新たな選択肢として加えています。
これはプレーするレベルが上がればコートも広くなる「環境」、
選手として適した場所、適した場面で使用できる「判断力」、
パスを出す側、受ける側の両者に必要な「技術」があってはじめて可能となることです。
また同じ浮き球でもその弱点を考慮した
DFの足の届かない高さで脇の下をすり抜けるような無駄のないパスも操り使い分けます。
それに対してビギナーの用いる浮き球の多くは
チームメイトがグランダの”パスコースを確保する努力を怠った”ために
それしか方法がなかったり、
ボール保持者が自分に迫るボールカットの危険から逃げ出したいあまり
受け手側の技量や状況を考えられずに行った”無責任な行動”の表れかどちらかです。
浮き球はそれが持つ「有効性」と「危険性」を理解した上で
リスクを排除する最大限の努力をしたとき初めて”使える”テクニックです。
このことからも
「サッカーで使ってきたから」「周りの人が使っているから」「上級者が使っているから」
などという無意味な理由による安易な真似事では
フットサルにおける進歩は望めないことがわかります。
大切なのは”なぜそうなるのか”、”なぜそうするのか”の疑問を持つことで
考えるところから脱初級者の道は始まります。
◎詳しくは >> フットサル情報サイト 『 フットサルフリークス 』 [ 過去記事ランキング ]
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