■vol.77 ゾーンかマンツーマンか
「マンツーマンディフェンス」や「ゾーンディフェンス」は
フットサルに限らず、サッカーやバスケットボールなどにも存在するチーム守備戦術で
前者はその名が示すとおり”man to man”つまり一人のOFに一人のDFが常時対応し、
後者は”zone=範囲”の表すように各DFが特に自陣をおいて守備領域を持って
進入したOFに対してその都度必要な守備行動をとるものです。
そもそも守備とはボールを持ち主導権を握るOFの「人」と「ボール」の動きを
監視・抑制・阻止するもので、第一に”失点の回避”、次に”ボール奪取”を目的とします。
フットサルにおいてマンツーマンディフェンス、ゾーンディフェンスどちらの戦術も
この守備目的の中で生まれる”数的不利の発生防止”、”スペースの統制”という
ポイントをカバーした戦術だと理解できれば、
両者の使い分けだけでなく試合の中での切り替えや融合させた使い方も
できるようになるでしょう。
ゾーンディフェンスとは領域守備であり”スペース制御”がポイントとなる守備です。
基本は陣形を”コンパクト”に保ち、要所にスペースを与えず敵に攻撃の起点を作らせないことですが、
逆に守りに有利な場所へはOFやボールの進入を敢えて許し
複数のDFで前後を挟んだり囲んだりして積極的にボールを奪いにもいきます。
このことから単に自陣に縮こまる”カメ作戦”がゾーンディフェンスなのではなく、
チーム全体でボールの動きに合わせて陣形の在り方やプレス量を適切にコントロールし
決して受け身になり過ぎないことがポイントです。
ゾーンディフェンスで難しいのはまさにこの点で
各場所における適切な守備行動を各選手が理解できているだけでなく
常に全体で一つの”意図”を持ち統制された”形”を形成・維持できなければ効果がないことや
比較的「人」を自由にしまうため、動きに惑わされて一瞬でも
DF対象の受け渡しや守備行動が遅れると
即数的不利やシュートの隙を与えてしまいかねないなどがあります。
マンツーマンディフェンスはマーク対象から離れず絶えずプレッシャーをかけ続けるため
”数的不利を防ぐ”のに適し、インターセプトを警戒させてマーク対象へのパスも
牽制することができることから全員が一人一殺の均衡を保てさえすれば
無理にボールを奪うリスクを負わずとも相手のミスからマイボールを狙えます。
この戦術の成功には各選手に”抜かれない”ことを前提とした
ある程度の1対1DF知識が必要ですが、チーム全体で機能するまでに時間(期間)を要する
ゾーンに比べると考え方自体はシンプルで失敗した際の原因も明確なので比較的導入は楽でしょう。
しかし相手が激しくローテーションを仕掛けてくるチームの場合、
それに合わせて受動的に走らされることによる体力的な負荷の大きさや
OFとDFのマッチアップに力量差が大きいと”穴”となって数的不利に繋がりやすいこと、
人とボールの動きの両方を確実に把握しつつ周囲との連係も見失わないことなど
ビギナーが乗り越えなければならない点が多いのも事実です。
それでも上級者とは異なったプレー環境である”面積が狭いコート”においては
必然的にOFに有利な”スペース発生量”、DFの負荷となる”走らされる距離”が
共に少なくなるため、状況的に戦術の有効性を高めてくれるでしょう。
ゾーンディフェンスもマンツーマンデフェンスもその特徴を理解した上で
チームの技量やスタイルに合わせて選べればそれで良いのですが、
”組織的な守備”を初めて考えていこうとしているチームならば
機能させるまでに高度な「戦術理解力」と「判断力」を身に付けなければならないゾーンディフェンスを選んで
誤って単なる「受け身」や「他人任せ」のスタイルを身に付けてしまうよりも
先に理解しやすい”1対1”を基本とするマンツーマンディフェンスによって
守備に対する「責任感」と「助け合い」の基礎を覚えた方がチームとして後に強固な土台を築けます。
また”マッチアップの力量差”をカバーする上でも柔軟性を持たせて
マークの受け渡しを活用していけば、ゾーンディフェンスへの応用・移行もしやすくなるでしょう。
◎詳しくは >> フットサル情報サイト 『 フットサルフリークス 』 [ 過去記事ランキング ]
フットサルに限らず、サッカーやバスケットボールなどにも存在するチーム守備戦術で
前者はその名が示すとおり”man to man”つまり一人のOFに一人のDFが常時対応し、
後者は”zone=範囲”の表すように各DFが特に自陣をおいて守備領域を持って
進入したOFに対してその都度必要な守備行動をとるものです。
そもそも守備とはボールを持ち主導権を握るOFの「人」と「ボール」の動きを
監視・抑制・阻止するもので、第一に”失点の回避”、次に”ボール奪取”を目的とします。
フットサルにおいてマンツーマンディフェンス、ゾーンディフェンスどちらの戦術も
この守備目的の中で生まれる”数的不利の発生防止”、”スペースの統制”という
ポイントをカバーした戦術だと理解できれば、
両者の使い分けだけでなく試合の中での切り替えや融合させた使い方も
できるようになるでしょう。
ゾーンディフェンスとは領域守備であり”スペース制御”がポイントとなる守備です。
基本は陣形を”コンパクト”に保ち、要所にスペースを与えず敵に攻撃の起点を作らせないことですが、
逆に守りに有利な場所へはOFやボールの進入を敢えて許し
複数のDFで前後を挟んだり囲んだりして積極的にボールを奪いにもいきます。
このことから単に自陣に縮こまる”カメ作戦”がゾーンディフェンスなのではなく、
チーム全体でボールの動きに合わせて陣形の在り方やプレス量を適切にコントロールし
決して受け身になり過ぎないことがポイントです。
ゾーンディフェンスで難しいのはまさにこの点で
各場所における適切な守備行動を各選手が理解できているだけでなく
常に全体で一つの”意図”を持ち統制された”形”を形成・維持できなければ効果がないことや
比較的「人」を自由にしまうため、動きに惑わされて一瞬でも
DF対象の受け渡しや守備行動が遅れると
即数的不利やシュートの隙を与えてしまいかねないなどがあります。
マンツーマンディフェンスはマーク対象から離れず絶えずプレッシャーをかけ続けるため
”数的不利を防ぐ”のに適し、インターセプトを警戒させてマーク対象へのパスも
牽制することができることから全員が一人一殺の均衡を保てさえすれば
無理にボールを奪うリスクを負わずとも相手のミスからマイボールを狙えます。
この戦術の成功には各選手に”抜かれない”ことを前提とした
ある程度の1対1DF知識が必要ですが、チーム全体で機能するまでに時間(期間)を要する
ゾーンに比べると考え方自体はシンプルで失敗した際の原因も明確なので比較的導入は楽でしょう。
しかし相手が激しくローテーションを仕掛けてくるチームの場合、
それに合わせて受動的に走らされることによる体力的な負荷の大きさや
OFとDFのマッチアップに力量差が大きいと”穴”となって数的不利に繋がりやすいこと、
人とボールの動きの両方を確実に把握しつつ周囲との連係も見失わないことなど
ビギナーが乗り越えなければならない点が多いのも事実です。
それでも上級者とは異なったプレー環境である”面積が狭いコート”においては
必然的にOFに有利な”スペース発生量”、DFの負荷となる”走らされる距離”が
共に少なくなるため、状況的に戦術の有効性を高めてくれるでしょう。
ゾーンディフェンスもマンツーマンデフェンスもその特徴を理解した上で
チームの技量やスタイルに合わせて選べればそれで良いのですが、
”組織的な守備”を初めて考えていこうとしているチームならば
機能させるまでに高度な「戦術理解力」と「判断力」を身に付けなければならないゾーンディフェンスを選んで
誤って単なる「受け身」や「他人任せ」のスタイルを身に付けてしまうよりも
先に理解しやすい”1対1”を基本とするマンツーマンディフェンスによって
守備に対する「責任感」と「助け合い」の基礎を覚えた方がチームとして後に強固な土台を築けます。
また”マッチアップの力量差”をカバーする上でも柔軟性を持たせて
マークの受け渡しを活用していけば、ゾーンディフェンスへの応用・移行もしやすくなるでしょう。
◎詳しくは >> フットサル情報サイト 『 フットサルフリークス 』 [ 過去記事ランキング ]
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