■vol.72 キックの特性と使い分け:その1.「インステップキック」
言わずと知れた足の甲でボールをミートさせて蹴る手法であり、
多くの人が「シュート=インステップキック」の印象を持つことでしょう。
しかしビギナーにとってその固定概念がフットサルにおいて多くのものを
失わせることに気づいているでしょうか。
(※当記事でインフロントキックやすくい上げる蹴り方は対象外となります)
昔からサッカーでボールを足で扱うことに慣れている男性にとって
インステップキックでゴールを狙うことは難しくはなく
その脚力を考えれば敵陣すべてが”ゴールマウスに届く”という意味での
シュートレンジであることは確かです。
そしてこの”狙える”ということがサッカー以上にフットサルでは
”得点”に結びつかないことを知らないビギナーは
「積極的」の度を越えて「無謀」にゴールを狙います。
つまりゼロでない得点の可能性に対してその確率までを計算できないばかりか
自分の行為の妥当性をチームプレーの中で見出せていないわけですが、
このような錯覚をプレーヤーに持たせるのが
シュートに適した「強さ」と「精度」をもたらしてくれる
インステップキックが持つ怖さと言えるのかもしれません。
インステップキックはシュートとして最大の効果を発揮する蹴り方です。
しかしそれが”フットサルで得点する”という目的に対して
常に最も効果的であるということはありません。
特にビギナーほどシュートを意識した途端に周囲への視野を遮断する癖を持つ以上は
自分をサポートするために走ってくれている仲間との連携への選択肢を放棄しないためにも
インステップキックを封印するのもビギナーチームとして
将来的に得点力を上げる一つの手段です。
男性に対し脚力の劣る女性はその非力さゆえに
力任せのインステップキックを無謀に振るうことはしません。
それゆえにインサイドキックでコースを狙ったり
男性以上にゴール前で冷静に周囲を見て連携を選べることで
かえって得点に大きな貢献をしてくれるものです。
何かと「力(武器)」を得れば乱暴に振るいたがるのは男性の性(さが)かもしれませんが
それは扱い方と振るう場所を間違えれば自分(チーム)に危険が及ぶ
諸刃の剣だと理解しなければ、得点機会を失点の危険へと変え続けることになるでしょう。
インステップキックの蹴り方のポイントは
軸足をボールの真横に踏み込み、膝は柔軟性を保って
逆足のインパクトの瞬間まで軽く沈み込み
インパクト後はボールと共に前に一歩踏み出すくらいの意識を持つことです。
またビギナーや女性のシュートに力がない、
方向が定まらないのは以下のような原因があります。
・軸足の踏み込み場所が手前過ぎる、遠すぎる
→ 足とボールとのミートポイントが合わない。力がボールに伝わらない。
・踏み込み時に軸足を突っ張って(膝が伸びたままで)いる
→ 踏み込みまでの勢いにブレーキをかけ、
体全体でボールを前に押し出す力を打ち消してしまう
→ 体が後傾になり重心が後ろにズレ、力がボールに伝わらない
対策:ミートの瞬間までボールに胸を被せる(覆う)ように意識する。膝の柔軟性を保つ。
・踏み込みの際、体の軸がズレている
→ ボールの真芯にミートしない、まっすぐ飛ばない、横向きに回転がかかる
対策:ボールに対して回りこんでシュートする癖が出る練習をしない
止まっているボールに対しまっすぐに進入してまっすぐ蹴る練習を繰り返し補正する
上半身と下半身が別々の方向を向かないように気をつける
・ミートの瞬間に体がブレる
→ 前項に同じ
対策:下半身だけでシュートしようとしない。上半身、特に腕を使ってバランスをとる
感覚的なもので重要なのは「足を振り回さない」ということです。
ゴルフのドライバーのような感覚で足を振り回して得る遠心力でシュートは打ちませんし
基本的な蹴り足は半円を描くような軌道にはならないものです。
「インパクトの瞬間から体全体で前に押し出す」
この意識によってボールを面で押し出せるようになれば最終的には
「ボールの真芯」「最大の力を伝えられる甲の一点」とが交わり、
そこへ全身で押し出す「前への推進力」が加わって”無回転シュート”を打てるようになります。
それは文字通り縦にも横にも回転を伴わず押し出される力と空気抵抗によって
微妙な変化を伴って落ちるシュートとなり、
ゴレイロがセーブする手を跳ねのけるほど質の”重い”シュートにもなります。
フットサルが力任せであってはなりませんが、
身に付ければ相手を牽制できる武器になることは間違いありません。
インステップシュートを磨く上で「フォーム」は最も重要です。
よって基礎を身に付ける前からポストシュートのような練習をしても
無意味なだけでなく逆効果です。
まずはボールを使わずにシュートモーションの理想形を
イメージしてキックしてみることから始め、
次にボールを置いてゆっくり踏み込みミートする練習を行い、
慣れたら自分で前に転がしたボールに合わせて正確に踏み込んで
同じシュートが打てるかどうかを試し、
最後にドリブルまたはパスに対するシュートと移るのが理想です。
◎詳しくは >> フットサル情報サイト 『 フットサルフリークス 』 [ 過去記事ランキング ]
多くの人が「シュート=インステップキック」の印象を持つことでしょう。
しかしビギナーにとってその固定概念がフットサルにおいて多くのものを
失わせることに気づいているでしょうか。
(※当記事でインフロントキックやすくい上げる蹴り方は対象外となります)
昔からサッカーでボールを足で扱うことに慣れている男性にとって
インステップキックでゴールを狙うことは難しくはなく
その脚力を考えれば敵陣すべてが”ゴールマウスに届く”という意味での
シュートレンジであることは確かです。
そしてこの”狙える”ということがサッカー以上にフットサルでは
”得点”に結びつかないことを知らないビギナーは
「積極的」の度を越えて「無謀」にゴールを狙います。
つまりゼロでない得点の可能性に対してその確率までを計算できないばかりか
自分の行為の妥当性をチームプレーの中で見出せていないわけですが、
このような錯覚をプレーヤーに持たせるのが
シュートに適した「強さ」と「精度」をもたらしてくれる
インステップキックが持つ怖さと言えるのかもしれません。
インステップキックはシュートとして最大の効果を発揮する蹴り方です。
しかしそれが”フットサルで得点する”という目的に対して
常に最も効果的であるということはありません。
特にビギナーほどシュートを意識した途端に周囲への視野を遮断する癖を持つ以上は
自分をサポートするために走ってくれている仲間との連携への選択肢を放棄しないためにも
インステップキックを封印するのもビギナーチームとして
将来的に得点力を上げる一つの手段です。
男性に対し脚力の劣る女性はその非力さゆえに
力任せのインステップキックを無謀に振るうことはしません。
それゆえにインサイドキックでコースを狙ったり
男性以上にゴール前で冷静に周囲を見て連携を選べることで
かえって得点に大きな貢献をしてくれるものです。
何かと「力(武器)」を得れば乱暴に振るいたがるのは男性の性(さが)かもしれませんが
それは扱い方と振るう場所を間違えれば自分(チーム)に危険が及ぶ
諸刃の剣だと理解しなければ、得点機会を失点の危険へと変え続けることになるでしょう。
インステップキックの蹴り方のポイントは
軸足をボールの真横に踏み込み、膝は柔軟性を保って
逆足のインパクトの瞬間まで軽く沈み込み
インパクト後はボールと共に前に一歩踏み出すくらいの意識を持つことです。
またビギナーや女性のシュートに力がない、
方向が定まらないのは以下のような原因があります。
・軸足の踏み込み場所が手前過ぎる、遠すぎる
→ 足とボールとのミートポイントが合わない。力がボールに伝わらない。
・踏み込み時に軸足を突っ張って(膝が伸びたままで)いる
→ 踏み込みまでの勢いにブレーキをかけ、
体全体でボールを前に押し出す力を打ち消してしまう
→ 体が後傾になり重心が後ろにズレ、力がボールに伝わらない
対策:ミートの瞬間までボールに胸を被せる(覆う)ように意識する。膝の柔軟性を保つ。
・踏み込みの際、体の軸がズレている
→ ボールの真芯にミートしない、まっすぐ飛ばない、横向きに回転がかかる
対策:ボールに対して回りこんでシュートする癖が出る練習をしない
止まっているボールに対しまっすぐに進入してまっすぐ蹴る練習を繰り返し補正する
上半身と下半身が別々の方向を向かないように気をつける
・ミートの瞬間に体がブレる
→ 前項に同じ
対策:下半身だけでシュートしようとしない。上半身、特に腕を使ってバランスをとる
感覚的なもので重要なのは「足を振り回さない」ということです。
ゴルフのドライバーのような感覚で足を振り回して得る遠心力でシュートは打ちませんし
基本的な蹴り足は半円を描くような軌道にはならないものです。
「インパクトの瞬間から体全体で前に押し出す」
この意識によってボールを面で押し出せるようになれば最終的には
「ボールの真芯」「最大の力を伝えられる甲の一点」とが交わり、
そこへ全身で押し出す「前への推進力」が加わって”無回転シュート”を打てるようになります。
それは文字通り縦にも横にも回転を伴わず押し出される力と空気抵抗によって
微妙な変化を伴って落ちるシュートとなり、
ゴレイロがセーブする手を跳ねのけるほど質の”重い”シュートにもなります。
フットサルが力任せであってはなりませんが、
身に付ければ相手を牽制できる武器になることは間違いありません。
インステップシュートを磨く上で「フォーム」は最も重要です。
よって基礎を身に付ける前からポストシュートのような練習をしても
無意味なだけでなく逆効果です。
まずはボールを使わずにシュートモーションの理想形を
イメージしてキックしてみることから始め、
次にボールを置いてゆっくり踏み込みミートする練習を行い、
慣れたら自分で前に転がしたボールに合わせて正確に踏み込んで
同じシュートが打てるかどうかを試し、
最後にドリブルまたはパスに対するシュートと移るのが理想です。
◎詳しくは >> フットサル情報サイト 『 フットサルフリークス 』 [ 過去記事ランキング ]
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